ノバモックスは梅毒治療に高い効果があります

2020年01月05日

梅毒はトレポネーマ感染を原因として引き起こされる性行為感染症になります。他の細菌感染症同様に抗生物質の投与が治療のメインになりますが、梅毒は抗生物質の登場のおかげで不治の病では亡くなりました。特にペニシリン系の抗生物質への反応が良好で、所定の投与期間投与することで治癒させることが可能です。従来から治療薬に用いられてきたのは、サワシリンになります。サワシリンは有効成分にペニシリン系のアモキシシリンを配合しています。サワシリンは1974年に国内での承認がおり長らく梅毒治療に使用されてきた実績を有しています。

現在では第一選択薬になっているのが、ノバモックスです。ノバモックスjはサワシリンのジェネリック医薬品で効果が同じで薬価が低いことから、現在での治療現場で良く選択されています。サワシリンおよびそのジェネリックであるノバモックスの有効成分のアモキシシリンには、細菌の細胞壁合成を阻害する作用を持っているので、抗菌作用を発揮します。効果を期待できる細菌は、梅毒トレポネーマのほかに、ブドウ球菌や淋菌など11種類と抗菌スペクトラムは狭い部類に入ります。狭い範囲の菌にしか効果を発揮できないというのは、逆に言えば腸内細菌などへの影響も小さいため、副作用のリスクも低くなっています。

ノバモックスの使用方法は1日あたり500mgを服用し、第一期の場合は2週間から4週間、第二期の場合は4週間から8集権継続することが必要です。1日の使用方法は3-4回に分けて、服用間隔を4時間以上開けることが必要になります。ノバモックスは副作用のリスクは低いとは異っても、ゼロではありません。副作用が出現するときは、下痢や腹痛などの消化管症状が中心です。
そしてノバモックスはペニシリン系の抗生物質のため、特有のアレルギー症状のリスクを抱えています。ノバモックスやサワシリンの有効成分アモキシシリンは、ペニシリン系の抗生物質のなかでも比較的アレルギーが少ないとされていますが、そのリスクは常に存在しています。
ペニシリン特有のアレルギー症状は、ペニシリンショックというもの。投与後短時間で急激な血圧低下をもたらし、呼吸困難などの重篤な事態に進展する可能性があります。

過去にペニシリンに対する何らかのアレルギー症状が出現した場合は、ペニシリンショックのリスクが否定できません。そこで代替の治療薬を選択する必要に迫られることになります。アレルギーのリスクでペニシリンを使用出来ない場合は、ミノサイクリンが選択されることが多いようです、
ミノサイクリンはテトラサイクリン系の抗生物質で、効果を期待できる抗菌スペクトラムが広いのが特徴です。細菌のたんぱく質合成を選択的に阻害することで、それ以上の成長ができなくなり増殖の抑制効果を発揮します。テトラサイクリン系抗生物質の欠点だった生体内半減期も比較的長いため、服用回数も少なくて済むのが出来ます。